椎葉民俗芸能博物館にて「輝け森の子どもたち」沼口啓美写真展を開催します。
期間:本日9月11日(土)~9月26日(日)まで

鹿野遊小学校

椎葉民俗芸能博物館では、宮崎日日新聞社・写真部の沼口啓美さんが16年間にわたって宮崎県内の小学校の子どもたちを撮った、写真展を開催します。
沼口啓美さんは、平成6年から県内の児童の少ない小学校、全69校を撮り続け、宮日の生活情報面に連載されたり、今年の5月には「輝け森の子どもたち」(海鳥社)というタイトルで写真集を出版されたりしておられます。
椎葉村内では、鹿野遊・尾向・不土野・小崎・大河内・仲塔小学校の写真を38点、サイズは全紙と半紙を展示されます。

小崎小学校

今となっては卒業生や在校生にとって学校生活のひとこまがうれしくも懐かしく感じられる写真ばかりです。
『私が16年間にわたるファインダー越しに記録を通じて見てきたものがある。それは小さきものの持つ「生命の力」だ。~途中省略~柳田國男のいった「上の子が下の子の面倒をみる」という教育本来の持っていた光景と、どんな状況下でも子どもたちの内から発する輝くような笑顔。大人たちが生活するのに困難な時代だからこそ、そんな子どもたちに感謝し、祝福を送りたい。』2010年2月 写真集あとがきより

沼口啓美さんの小さな学校で学ぶ児童への思いが伝わってきそうな心温まる写真展、ぜひご覧下さい。