十根川集落〜美しい石垣と伝統的民家が織りなす歴史的景観〜

十根川集落は周囲を山林に囲まれた標高550m前後の急斜面にある山村集落で、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。最上段には民間公開施設がありツアーや体験活動も実施しています。

名称 十根川集落(国指定 重要伝統的建造物群保存地区)
住所 宮崎県東臼杵郡椎葉村大字下福良字十根川
お問合せ 椎葉村観光協会 TEL: 0982-67-3139
アクセス 椎葉村役場より車で20分(国道265号線)

 

十根川集落とは

周囲を山林に囲まれた標高550m前後の急斜面にある山村集落で、宮崎に2つしかない『国指定 重要伝統的建造物群保存地区』の一つです。石垣を駆使して平地を作り、上段の民家は下段の民家の屋根より高い位置に作られています。山峡で自然とともに生きる村人の知恵が詰まった集落で、急斜面を背にしたその様相からは「どんな場所でも生き抜く」というたくましさを感じます。

※保存・活用の取り組みについてはこちら(文化庁)

 

 

十根川集落、どこがすごい?

高い石垣と石段が魅せる固有の空間

一般的に石垣といえばお城ですが、椎葉では一部の古民家にも石垣があります。特に十根川集落の石垣は非常に大きく、中には高さ4m、長さ40mを超える石垣が美しい曲線の反りを見せています。火山砕屑岩 から作り出された乱積みの石垣は荒々しくも精工で、職人の高い技術を感じさせられます。

 

 

 

特徴的な『椎葉型』民家

村の96%を山林が占める椎葉村。そんな村の住居は、急斜面で居を構えるための細長い平家(並列型民家)が特徴的です。この特徴的な一列平面形式の民家は『椎葉型』と言われ、他にない独自の歴史的景観を醸し出しています。

 

 

 

村の魅力を集めた野外博物館の一部

十根川集落だけでなく、八村杉大久保のヒノキ(ともに国指定天然記念物)、十根川神社(縁結びの神様)もがこの地区に集中しており、野外博物館の様相を示しています。八村杉・十根川神社までは徒歩5分、大久保のヒノキまでは車で10分程度です。

迫力ある大久保のヒノキ(推定樹齢800年)

 

 

集落で山村暮らしを体験する

十根川集落の最上段では民家の内部まで覗くことができ、また様々な体験が可能です。

体験例はこちら↓↓
山ヨガ〜大自然の中で心と体をほぐす〜
菜豆腐づくり〜季節の花や野菜で彩られた秘境の伝統食〜

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